イベント日時


四王

徐に6種類の薬を順々に水溜りに注ぎ込む。すると水溜りは七色の光を放ち、漆黒の河を貫いた。

七色の光は対岸にまで届き、地溝に虹の橋が架かった。

 

おお、これで向こう側に渡れってのか。っていうか、・・・細いなこれ。

 

直径30センチの水溜りから生まれた橋は、横幅もやはり30センチ。

とても人が渡れないという程細くはないが、
落ちたら死は免れないであろうというこの状況で渡るにはあまりに細すぎる。

彼は恐怖こそ感じたものの、虹を渡る事に迷いはなかった。
そして不思議な事に、彼の足が虹に触れた瞬間恐怖の心も消えていった。

彼が虹を渡りきったと同時に水溜りは輝きを止め、漆黒の河は再びその流れを取り戻した。

これは即ち、彼はもう戻る事が出来なくなった事を意味していた。少なくとも来たルートを辿っては……。

しばらく歩くと、彼はまた扉に道を阻まれる。扉の前には四体の像。

扉には金属の板がはめられ、文字が彫られている。

 

柔らに湛うは水の王 静かに横たう土の王 激しく荒ぶは風の王 煌き燃ゆる炎の王 扉を開けるその鍵は この世に一つの大切な鍵 たった一つの大事な鍵は 王の一人が持っている いずれの王は善の王 真実のみを語る いずれの王は悪の王 偽りのみを語る王 いずれの王は混沌の王 真偽を問わず語る王 いずれの王は裏切りの王 自分の前に喋った王の 言葉次第で話を変える 己の前の王の語りが 偽りならば真実を 己の前の王の語りが 真実ならば偽りを 己が最初に語りし時は 真偽を問わず語る王 鍵持つ王を護るため 鍵なき王に鉄槌を

 

 

ふむ。最初の謎の応用篇ってところか。鍵を持ってない王の像を壊せって事だな。

と、彼の呟きに反応するかのように、四体の像は次々に喋り始めた・・・。

 

さて、鍵を持つのはどの王か……。


イベント日時

選択肢
1.水の王
2.土の王
3.風の王
4.炎の王
5.どの王も鍵を持っていない

金属の板に彫られていた文字

いずれの王は善の王 真実のみを語る王

いずれの王は悪の王 偽りのみを語る王

いずれの王は混沌の王 真偽を問わず語る王

いずれの王は裏切りの王 自分の前に喋った王の
言葉次第で話を変える
己の前の王の語りが 偽りならば真実を
己の前の王の語りが 真実ならば偽りを
己が最初に語りし時は 真偽を問わず語る王


ゲーム内ヒント(便宜上、番号をつけさせていただきます。)
1.最初に喋ったのは水の王。「鍵を持つのは風の王」と言ったようだ。
2.2番目に喋ったのは土の王。内容は「私は鍵を持ってない」
3.3番目には風の王が「私も鍵を持ってません」って言ったみたいだぜ。
4.「鍵ならわしが持っている」って炎の王が言ったらしいぜ。4番目に喋ったはずだ。
5.水の王が「風の王は悪の王」って言ってたぜ。5番目に喋ったんだったかな。
6.6番目には炎の王が「鍵は悪の王の手に」って言ったわ。
7.7番目に喋ったのは風の王。「鍵は善の王が持つ」だとさ。
8.最後に喋ったのは土の王で「鍵を持つのは水の王」と言ったんだ。

9.王の像達の発言は全部で8個みたいだ。

金属の板に彫られていた文字から、一日目の謎同様、

善は真実を語る
悪は偽りを語る、
混沌はどちらも語る

事が解る。

"裏切り"は、自分の前に喋った者の発言が真実であった場合には偽りを語り、
自分の前に喋った者の発言が嘘であった場合には真実を語り、
自分が最初に話す際には混沌と同様、特に条件なしに真実も偽るという
非常に厄介な存在であると解釈できる。

ゲーム内ヒント1〜8を簡潔にすると、王が喋った順番と内容は
以下の通り。

水の王「鍵を持つのは風の王」
土の王「私は鍵を持ってない」
風の王「私も鍵を持ってません」
炎の王「鍵ならわしが持っている」
水の王「風の王は悪の王」
炎の王「鍵は悪の王の手に」
風の王「鍵は善の王が持つ」
土の王「鍵を持つのは水の王」

この問題に関しては、それぞれの王が鍵を持っている場合の発言の真偽を
総当りで 考えていただくのが一番の近道だと思われる。

風の王が持っていると仮定すると
水の王 「鍵を持つのは風の王」
土の王 「私は鍵を持ってない」
風の王 「私も鍵を持ってません」
炎の王 「鍵ならわしが持っている」
水の王 「風の王は悪の王」 ※1
炎の王 「鍵は悪の王の手に」 ※2
風の王 「鍵は善の王が持つ」
土の王 「鍵を持つのは水の王」

※1、※2は断定の材料がないが、※1が「偽」であった場合
※2も「偽」となる。すると全ての王が一度は偽りを述べており
善の王が存在しない事になる。

※1が「真」であった場合、※2も「真」となる。
すると、風の王が悪の王であると決められている以上
裏切りの王がいなくなり、どちらにせよ成り立たない。
なので、風の王は鍵を持っていない。


土の王が持っていると仮定すると
水の王 「鍵を持つのは風の王」
土の王 「私は鍵を持ってない」
風の王 「私も鍵を持ってません」
炎の王 「鍵ならわしが持っている」
水の王 「風の王は悪の王」
炎の王 「鍵は悪の王の手に」
風の王 「鍵は善の王が持つ」
土の王 「鍵を持つのは水の王」
※部分の断定材料はないものの、この時点で
善の王が居ないので成り立たない。
土の王は鍵を持っていない。


炎の王が持っていると仮定すると
水の王 「鍵を持つのは風の王」
土の王 「私は鍵を持ってない」
風の王 「私も鍵を持ってません」
炎の王 「鍵ならわしが持っている」
水の王 「風の王は悪の王」
炎の王 「鍵は悪の王の手に」
風の王 「鍵は善の王が持つ」
土の王 「鍵を持つのは水の王」
このケースでもやはり善の王が居ない。
炎の王は鍵を持っていない。


水の王が持っていると仮定すると
水の王 「鍵を持つのは風の王」
土の王 「私は鍵を持ってない」
風の王 「私も鍵を持ってません」
炎の王 「鍵ならわしが持っている」
水の王 「風の王は悪の王」
炎の王 「鍵は悪の王の手に」 ※1
風の王 「鍵は善の王が持つ」
土の王 「鍵を持つのは水の王」
この時点で、2回とも「真」を語る土の王が
善の王である事が決まる。


※1が「偽」であった場合、裏切りの王が居なくなって
しまうので、※1を「真」とすると

水の王 悪の王(鍵を持っている)
土の王 善の王
風の王 混沌の王
炎の王 裏切りの王

という関係が成立する。

水の王が鍵を持っていた場合に全てのつじつまがあう上に
解答の5(どの王も鍵を持っていない)
を選ぶ根拠は無い。

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